今日はこひつじルーム(預かり保育)がにぎやかです。22人の子どもたちが園庭で遊んでいました。
幼稚園での通常保育が終わった後、ご家庭の事情やそのほかの理由で、「もう少し、幼稚園で楽しく過ごしてほしいな。」と、思われる保護者の方のお気持ちに応えたい、ということで始まりました。
外で遊んだり、絵本の読み聞かせを聞いたりと、家庭にいるようなくつろいだ雰囲気です。でも、それだけでなく、「縦割り」で、普段じっくりかかわっていない違う学年の子どもと遊ぶことも、いい刺激になるようです。
ひとりでもくもくと遊ぶ子も、「ゆったり」物思いにふける子も、小学校訪問でもらってきた手作りの「おみやげ」で遊ぶ子もいます。最後は集まっておうちの方を待ちます。
今日は2月生まれのお誕生日会でした。いつものように広島復活教会の小林尚明牧師に礼拝と、祝福をしていただきました。
礼拝のお話は「カナの結婚式」。結婚式の宴会で、お祝いのブドウ酒が足りなくなってしまいました。お母さまのマリアさんに「もうブドウ酒がありません。」と言われたとき、イエスさまはどうなさったでしょうか・・・
手作りの紙芝居での楽しいお話を聞いたあと、2月生まれのお友だちが呼ばれました。ちょっぴり緊張している子、うれしそうにしている子、恥ずかしくて困っている子、、、いろいろでしたが、一人ひとり小林先生に祝福していただいて、無事誕生日会を終えました。
きのう、放課後に、ホールにお雛様を出しました。2月うまれさんたちはお雛様にも見守られて、「Happy Birthday To You~」を聞きました。
右端の写真は「プリザーブドフラワーを使ったコサージュ」。手作りサークルのお母様たちの作品です。今日の集まりで作られたのだそうです。とても素敵だったので、「ぜひぜひ」とお願いして撮影させていただきました。
幼稚園のことを英語で「KINDERGARTEN」(キンダーガーテン)=こどもたちの庭、といいます。最近では、「NURSERY」(ナーサリー)という言い方が一般的だそうですが、わたしはこの「こどもたちの庭」という表現がとても好きです。
こどもたちの普段の生活の中から、自然にいろいろなものが芽吹き、成長し、花開いたり、青々とした若木になって涼しい木陰を作る、そんなイメージが浮かぶからです。
それぞれの花や木の性質をよく知ると同時に、その時期にふさわしい手入れをしなくてはうまく育ちません。また、花が咲く時期は「すぐ」とはかぎりません。お日さまのように庭をあたためてくださる神さまにかんしゃしながら、栄光幼稚園という庭を美しい色や香りにあふれる場所にしたいと願っています。
「本とあそぼう・全国訪問おはなし隊」が栄光幼稚園にやってきました。きれいなオレンジ色のキャラバンカーにたくさんの絵本を載せて、全国を回り、本の楽しさを子どもたちに伝える旅をしているのだそうです。
子どもたちは二つのグループに分かれました。トラックの中に入り、絵本を自由に選んで読むグループと、ホールの中で「おはなし隊」のスタッフの方々の読み聞かせや紙芝居を楽しむグループです。30分たったら入れ替わります。
「あ、この本しっとるよ。」「なにーこれ?おもしろいねー」「先生、よんでー」いろいろな声が聞こえます。キャラバンカーの中に入って本を選ぶ、というのもドキドキする経験だったようです。キャラバンカーには絵本の中の絵がたくさん、しかも大きく描かれていて、その絵をじっと観ている子どももいました。
絵本の読み聞かせも、紙芝居も、心を引き付ける工夫がされていて、とても楽しいひと時でした。
時間が経つのがあっという間でした。