ここのところ、いろいろなことが立て込んでいたのと、お天気がいま一つだったため、子どもたちの朝の外遊びが十分にできず、残念に思っていました。今日は大丈夫です。
寒くなってきているのに、水を使った遊びが止まる気配がありません。うれしいような、困ったような、複雑な気持です。水路を作ったり、砂と水を混ぜてお団子や料理を作ったり・・・
年長さんはドッジボールとベースボール（野球）は必ずやっています。どちらも最初は気持ばかり先走って、球が手に付かず、おぼつかない状態でした。
今は落ち着いたゲーム運びで、ちゃんと「かたち」になっています。周りをみながらプレーする余裕が出てきました。数名ですが、年中さんも参加しています。寒くても、曇っていても、子どもたちは活き活きと遊んでいます。
クリスマス前の一か月ほどの時期を「アドヴェント（降臨節）」といいます。キリスト教の伝統がある国々では、この時期にプレゼントを用意したり、クリスマスカードを出したり、クリスマスの料理の仕込みをしたりします。
クリスマスの準備をする時期ですね。日本の迎春準備と同じもの、と思ってくださればいいのではないか、と思います。
アドヴェント・カレンダーはクリスマス前の一か月、毎日一枚ずつ扉を開けて、クリスマスの日を楽しみに待つもので、栄光幼稚園では毎年お部屋に飾ります。
幼稚園ではクリスマス礼拝が１３日、終業式が１９日なので、少し早めに開け始めました。どのクラスも子どもたちが当番を決めて、順番に開けています。年中のＨ組さんには、このカレンダーが三枚（！）も飾られています。おもしろい木のサンタさんとともにアップします。
クリスマスの準備のあいまにも、どんどん制作が進んでいます。
保育室を回ってみると、積み木でどんどん町を作っているところを発見。赤い木の箱の中は「動物園」なんだそうです。イメージが膨らんで「動物」だけでなく、「飼育員さん」も加えていました。
別のところではお城ができていました。何人かの年少さんが力を合わせて作ったようです。
びっくりしたのは、年長さんのＡちゃんの空き箱で作った工作。「ウォーリー」（広島では１２月公開のディズニーアニメの主人公）なんだそうです。すごい！
８・９日と続けてクリスマスの予行練習をします。幼稚園の６クラスを縦割りにして、年長・年中・年少１クラスずつ、３クラスが一つのチームを作ります。そして、クリスマスの聖誕劇を午前と午後に一回ずつ上演します。
予行練習は月曜日に一チーム（午前中出演組）、火曜日に一チーム（午後出演組）が行います。
それぞれの学年で練習してきたものを、全員で合わせて、本番さながらに通す二日間。子どもたちも先生たちもドキドキ・ハラハラ・わくわく・にこにこ、そのほかいろいろな気持ちになる予行練習。
当日のお楽しみを先にネット上に公開するのは控えさせていただきたいので、友達の予行練習を見守る子どもたちの様子と、練習を終えて写真撮影を待つ子どもたち、小道具代表として羊たちをアップします。
１２月に入り、いよいよクリスマスが近づきました。どのクラスもリースやツリーやクリスマスの飾りつけがされています。赤・緑・白のクリスマスカラーのほかに、金や銀の色も使われて、ほんとうに「ああ、クリスマスが来るんだな。」という気持ちにさせられます。左側の三枚の写真は園内で見かけた飾りの一部です。
木の枝や木の実、レース、リボン、ろうそく、さまざまな素材を使った制作も進んでいて、お部屋の中はできあがったものや、これからできるもの、で、明るく、にぎやかです。
右端の写真は帰りの時、先生が読んでくれる冬のお話の絵本を聞く年長Ｓ組さんたちです。くまのおじいさんの楽しいお話。外は寒くても、心がぽかぽかになるひとときです。
先輩の幼稚園の先生に「こどもってどうして穴を掘るのが好きなのかしら？」と聞かれたことがあります。「・・・さあ？・・・」
ある友人によると、「原始時代、食べ物を掘りだしたり、貯蔵してあるものを掘りだしたりした記憶が、いまの子どもたちに残っていて、穴を掘るとなにかいいものが出てくる、と思っているのではないのかな。」ということでしたが・・・
遊具のそばに今年度二つ目の大きな穴ができました。ひとつめは先生たちが埋めてくれました。遊具のそばに穴があいていては危ないので、早速埋めていると、年中さんたちがやって来て「お手伝いする。」。
「じゃあ、この入れ物に土を入れる係と、手押し車で土を運ぶ人と・・」「穴の中に入った土を踏んで硬くする人もいるよね。」ということになり、作業はどんどんはかどって、穴はほとんど目立たなくなりました。みんな、ありがとう。
朝の遊びが終わると、「おかたづけ～」「かたづけだよ～」という声がどこからともなく聞こえます。広い園庭のあちこちに散らばった砂遊びの道具や縄跳び、竹馬、三輪車、手押し車を全員でおもちゃ倉庫にかたづけます。
おもちゃがなくなったあとの砂場は「猫さんたちの格好の社交場」になりがちです。そこで、砂場には青い大きな網を広げます。まるで、みんなで魚とりをするように。
子どもたちはこの作業をとても楽しみにしています。「一緒に力仕事をすること」が「嫌なこと」だったり、掃除や片付けが「罰当番」だ、と思いこんでいるのは一部の大人だけなのかもしれません。
このブログを読んでくださっている方々へ
２００８年も終わろうとしています。皆様にはいつもたくさんの温かいご支援・ご理解をいただき、本当にありがとうございます。栄光幼稚園はキリスト教を基礎に建てられた幼稚園ですので、１２月にはみんなでクリスマスを祝います。
今月、子どもたちが歌う、子どものための聖歌の中に「グローリア」という曲がありますが、この「グローリア」というのは「栄光」という意味です。イエスの誕生を告げる天使たちが「天には栄光（グローリア）、地には平和」と歌った、と聖書に書かれていて、その場面を讃美歌にしたのが「グローリア」です。
私たちの幼稚園の名前はこの言葉に因んでつけられました。神様の栄光を表す幼稚園、それはひとりひとりの園児たちが愛され、大切にされている幼稚園だと思います。
栄光幼稚園は５０年あまり、感謝と希望を持って毎年クリスマスを祝ってきました。今年も本当の、心温まるクリスマスを迎えたいと願っています。
皆様もすばらしいクリスマスをお迎えください。
預かり保育（通常保育後、希望者のみの保育です）の、こひつじルームはその日によって集まるメンバーが違うのと、異年齢の子どもたちが一緒になるので、集まる子どもたちは新鮮な気持ちになることが多く、楽しい時間を過ごしています。
おやつをいただくのも楽しみのうちです。いつも、預かり保育の先生が準備してくださいます。
クリスマスが近いので、手作りのクリスマスツリーをみんなで力を合わせて作っていました。部分参加の子どももいましたが、それはそれでよろしい、ということで、保護者の方たちが迎えに来られるまで、仲良く遊んでいました。
